■ ID
| 1164 |
■ 種類
| 論文 |
■ タイトル
| Positive Matrix Factorization法による河川底質中ダイオキシン類の汚染源解析
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■ 著者
| 竹田翔
横浜国立大学大学院 細野繁雄
埼玉県環境科学国際センター 益永茂樹
横浜国立大学大学院
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■ 出版元
| (社)環境科学会 |
■ 出版年
| 2011 |
■ 誌名・巻・号・年
| 環境化学、Vol.21、No.1、1-11、2011 |
■ 抄録・要旨
| 汚染源組成情報が不要なレセプターモデルPositive Matrix Factorization(PMF)を、ダイオキシン類による底質の汚染事例に適用した。まず、既知汚染源組成を混合して作成した疑似汚染データを用い、元の組成が抽出できることを確認した後に、古綾瀬川の底質汚染(200試料)に適用した。4因子解と5因子解を検討したところ、対象地域全体には5因子解が優れていたが、高濃度汚染域に限定した場合には4因子解で説明することができた。5因子解からは、燃焼、農薬のCNPとPCP、及びPCB由来に加え、ポリ塩化ジベンゾフランを主組成とし、ダイオキシン様PCBを含む未知汚染源の存在が示された。PMFの利用と注意深い解釈により、汚染構造の理解を深化させることができた。
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